ある方に頼まれて農政政策について意見書を書いた。送り先は秘密にしておこう。内容は以下の通りです。素直な気持ちを書きましたが、どうしても体育会剣道部出身の私としては、言葉が熱くなり語弊を招くことが多く。頭をぶたれることがいまだに多い。『反省しないと』と叫ぶ心と、『一度しかない人生、人の為なら多いに熱く語れ』と叫ぶ心がある。もちろん私の場合は後者である。ご批判は色々と思いますが一度ご愛読ください。
耕作放棄地の対策について
今回の対策事業の評価と致しましては、大変失礼とは思いますが『無いよりましだろう』という制度にしか感じられません。
現在3.2ha近く耕作放棄地を再生して参りましたが、現在の所、400万円近い損失が発生しています。
この損益を、いくらの農作物を販売すれば回収できるでしょうか?
今後、この取り組みをどうするかは、弊社といたしましては、現在の所、検討中でございます。
なぜなら、現在、日々耕作依頼が来ていますが、その水田は区画整理もしており、わざわざ、耕作放棄地で累積赤字を積まなくてもいいではないかということです。
弊社の親会社は、昭和40年より300haを超える圃場整備事業を行い、その実績は、西条市内ではTOPです。経験も豊富です。その技術と経験を生かしたとしても現状、赤字経営となります。
再度、この制度をどうしたいのか、ご検討を頂きたいと思います。
実際問題、農業への新規参入をするまでは、補助金の話や助成金の話など沢山頂、『農業はいいよ、新規参入すれば?』なんて回答も沢山頂きました。しかし新規参入の入り口までは背中を押してくれますが、その入り口に一歩踏み入れ、振り返るとだれもいません。一人ぼっちです。
農業の大手企業、国家公務員、地方公務員の方にお聞きしたい事は、皆様が60歳まで働いて、2000万円か3000万円頂く退職金の一部を使い、農機具を買い揃え、農家の方から農地を借りて農業へ新規参入をする方が何人いらっしゃるでしょうか?と私はお伺いしたい。なぜ自信を持って皆様方が作られた制度が、一杯あるのにそれを利用して新規参入をしないのですか?なぜ、他人任せにするのでしょうか?
日本が生き残れるのは、農業しかないのが、なぜご理解できないのでしょうか?
2050年には、日本は人口を9000万人割れとなります。これは第二次世界大戦前の人口です。そのときと違うのは、年齢の低い層からちゃんと正三角形のピラミッドになっていましたが、2050年のピラミッドは逆三角形です。
2050年頃には、国地方の借金は、2000兆円近くに膨れ上がるでしょう。
国内の優秀は企業は、海外に本店を移し、有能な学者は、海外に移るでしょう。
このような国を何処国が本気で相手にしてくれるでしょう?
国内には、国内でしか生きていけない日本難民が残ります。
けど、その人達も生きていかなければならない。そんな時代が既にはじまっている事を、みんな知っているのに、誰かがするだろうと見て見ぬ振りで終わる。
今、日本売りの話を沢山聞きます。その殆どがアジア諸国の裕福な人達です。
日本の名当たる物を買っています。
1.シャープの亀山モデルの大阪第一工場
2.都心のビルや土地
3.東京築地の大間のマグロ
4.東北・北陸の新米
つまり日本は、2050年まで、持ちこたえられない国になるのです。
だから、絶望感から年間3万人以上の自殺者が出ているではないですか。
今の国会答弁を聞くより、この3万人の無念を語る番組を見たほうがこれからの自分の生き様の為にも成ると思います。
国内工業は、壊滅的な現状となります。しいて言えることは、やっとその事に気付いた国民が本音の話が出来るということです。その時初めて、すべて可笑しいと思われる制度の改革ができることでしょう。けどこの時にはすでに遅いと思います。
トヨタの問題により日本は、更に二番底・三番底を急速に迎えるでしょう。
なら、なぜ農業か?日本の農作物の品質・安全の基準は世界でもTOPクラスです。これを最大限に活かせば、工業に変わる内需産業は必ず生まれます。
どうしても、農作物の全品種の輸出を視野に入れた計画を行うべきと考えます。
世界の価格競争に対しても安全性をPRすれば必ず成功すると思います。
築地の大間のマグロや東北・北陸の新米が良い見本です。まして、世界的な食料危機は、関東・東海・東南海地震が発生する確率以上に目の前に現実的に見えてきています。今が日本の農業のチャンスと考えます。
このままいけば更に国内の失業率は、上がる一方です。20年前までは建設業がその受け皿でしたが、その体力も既に使い果たしています。
その余剰人員を、輸出を視野に入れた農業政策を急務で行い、農業で生計が成り立つということになれば、今よりシフトする加速は増えて一気に耕作放棄地の解消・担い手の解消につながるでしょう。
どんなに優秀な人間でも、外国に移り住む人間の日本の米の味を忘れることは無いでしょう。
制度設計を根底から考え直す必要があり、それが難しいことも間接的には難しいと言う事はわかりますが、十二分に可能性はあると思います。そうでなければ日本は終わりと考えます。
私は、これからも私の知りえたすべての人脈の有効活用させて頂き助けて頂きながら、この輸出に向けた取組みをこれからも考えて参りたいと思います。
日本の農業は、衰退の一途とよく言われています。衰退しているからこそ、元気にする巾は大きいはずです。
活力を戻した時、日本の農業が今の日本を救うと思います。
現在、耕畜連携事業の取り組みもありますが、今一度人任せでなく、
日本の生き残りを賭け 国・耕・畜・国内企業連携=世界へ挑む。
のスタイルを取れる方が現れ、日本を変えてくれる事を熱望します。その為に『夜も昼もなく、お前は、働け』といわれるのであれば私はそうしますし、これまで私を信じてついて来てくれた70数名の社員もそうするでしょう。
40年先のお話をして、「お前その時、死んでいるだろ?」なんて笑われそうですが?日本国が潰れても私達の子孫は(実の子供でなくても)その時、がむしゃらに生きていく為に、満身創痍がんばっているのです。「俺は、先に死ぬのだから関係ない。」などとまた、他人任せにしないで、自分の欲だけにとらわれず、後世に残せる、自分達の生きた証を残せる、日本の将来に対して熱く語れる人の為にこれからも、精一杯元気に生きて参りたいと思います。
今の子供達や、やがて生まれてくる子供達の未来の為に、そして、その子供達の中から日本を必ず救ってくれる有能な日本人がいることを信じて、今からの農業に取組んで参ります。
農業生産法人
株式会社だんだん村
経営責任者 丹下喜代範