日々、だんだん村の農業日誌をご覧頂誠にありがとうございます。
色々なご質問がありますのでその順位を今回ご公表したいと思います。
1位:現在会社を営んでいるのですが、将来も見えず農業への参入を考え
ています。どのようにすれば農業参入できるのでしょうか?
2位:だんだん村さんでは農業の技術をどのようにして体得しているので
しょうか?
3位:交付金や補助金などどのように申請すればいいんでしょうか?
その窓口はどこになるのでしょうか?
4位:農業はもうけるのでしょうか?
5位:だんだん村さんでは独自の堆肥を製造しているのでしょうか?
しているのであればその作り方を教えてください。
6位:だんだん村さんでは、籾・藁を何かに利用しているのですか?
と、日々こんな感じでお問い合わせがあります。
今回は、お問い合わせの一番多かった1位についてお答えしたいと思います。
まず回答から、新規参入は絶対にしない方がいいと思います。
なぜなら、どんなにいい政策がある。方針がある。補助金交付金がある。などと甘い話を聞いてもそれは、政局が安定している時の話であった。今の日本じゃ、そんな事を期待するほうがいけないと思います。だから、きれいごとでの新規参入はしないほうがいいと思います。
現在のだんだん村の状態は、このいい政策がある制度がある。補助金交付金があると言われて(その話に乗った私が一番悪いのですが・・・。)現状は、政権が変わり制度が変わり今まで利用できていたものが、今では殆ど利用できません。
今回も米麦では、『経営が成り立たないので、露地野菜に大規模転換を行います。』
これは経営学的考えです。しかし制度を作っている人たちに、この経営学的な考えは通用しません。
その制度を作った人たちは、【最初の計画と違いますから、この申請は、通りません。
最初は、飼料用米でしょ。だから飼料用米を作ってください。】これでおしまいです。
しかし、我々は経営をしなくてはなりません。経営が成り立つ方法は、ただ1つ『資金力をいかにつけるかです。』という事は、関係する金融機関にいかに、自分の経営計画を理解していただけるかですしそれをいかに実行するかにかかっています。これは、経営者として最大のテーマと考えます。
しかし、この経営学の問題に、制度をつくる人々に理解を求める事は皆無に等しいと思います。
それに経営学がでてくれば、そこに必ず雇用が関係してきます。人の雇用これは人の生活レベルに関係します。つまり日本の生活レベルです。この雇用が関係するという事は、雇用される方が、良い悪いは関係なく、経営者としての人を動かす帝王学が必要となってきます。
帝王学を昨今しる若人は減ってきていますが、
極論をいえば、
豊臣秀吉:鳴かずなら鳴かせて見せようホトトギス。
徳川家康:鳴かずなら鳴くまで待とうホトトギス。
織田信長:鳴かずなら殺してしまえホトトギス。
です。
これ、すべて人を動かす知恵を持っている方の考えと思います。
どれがいい、これがいいは別問題として。
制度を作る人には、その制度を作った後、人がどのように動くかを知らなくてはなりません。
しかしこれも殆ど無理でしょう。
今、だんだん村の現状は、
【農業への新規参入は良いですよ!公共工事も今後減りますから!】と言われて、農業への新規参入という、1つしかない橋を渡り、農業への新規参入を行いました。
その後色々な制度を作った人たちに、たった一つしかないその橋を足蹴にされ、
今は本土に帰れない状態です。
所謂、自分でなんとかしなくてはならない状態です。
(それを辛いと思いませんか?)とのご質問もありましたが、もともと人に頭を押さえつけられるのが嫌いな私ですので辛いとは思いません。と回答しました。
営農学・経営学・帝王学のない方の作った、政策を信じて新規参入すれば、必ずあなたの生活は崩壊します。経営者なら、あなたの生活が崩壊すれば、あなたの社員の生活も崩壊すると考えなければ成りません。そうなれば日本の崩壊です。
けど、それは、ご質問のあった皆様にも、いけない部分があると思います。
ご質問の多くは、現在経営している会社が苦しいため、《何かをしなくてはと考えて。ブームだから!》と、農業への新規参入を考え・・・・・。
これでは、その方々にも、営農学・経営学・帝王学がない方々と一緒になりませんか?とお答えした方も沢山います。
あるセミナーで答弁した通り、農業への新規参入を考えているのであれば。
1:母体の会社が健全経営であること。母体の会社の経営が苦しくなっ
てからは絶対に新規参入せず、母体の建て直しを先ず先にするこ
と。
1:いくら良い制度・交付金・補助金があっても、農業への新規参入する
場合は、地元の農家の方に信用される農業への取り組みが
必要なため、最低でも2500万円くらいの費用が必要となります。
その内の約80%近くに現金が必要です。
その資金力があるのであれば新規参入をしてもいいとは思い
ますが、農業の場合リスクが多いので、そのお金が紙くずと
なることをお覚悟ください。
農業には、絶対に未来はありますが・・・・・・。
制度を作っている官僚の皆様、それを指導している公務員の皆様、現場の人から声を掛けられなくなるような寂しい社会人人生を歩まないよう頑張ってください。あまり期待はしていませんので。
現場に立っている。農家・畜産・果樹農家の皆様は、あなた方よりとても熱く日本の農業について勉強しているし熱いいハートを持っていますよ。
昨日そう感じました。(農業法人協会:飼料米研究会発足日)